各学年の授業教科
小学部
算数と国語を中心に授業を行いますが、5・6年生では、週1回英語(選択)を行います。理科と社会につきましては、随時授業を行います。理科と社会は、その性質上、体系的な暗記が重要となりますので、春・夏・冬休み中に集中講座を設けます。
中学部
数学と英語の授業を中心に行いますが、1年生では理科も行い、内申点が重要になる2・3年生では、その上に社会が加わります。定期試験直前には、各学年とも試験対策用の授業を行います。春・夏・冬の休み中には、各科目の特別講座も実施します。
高等部
数学はそれぞれの学校で使っている問題集を用い、一人ひとりに寄り添うかたちで授業を進めます。英語は、単に覚えてもらうのではなく、その性格、構造を理解してもらい、読む力、書く力を養成していきます。また、必要に応じて国語の授業も行います。
授業に対する考え方
算数および数学
算数および数学の授業では単に解き方を教え、それを反復練習させるだけというような方法は取りません。もちろんある程度の反復練習は必要です。解き方を教える必要もあります。しかし、長い目で見れば、それでは不十分なのです。なぜそのような解き方をするのか(背後にある基本論理)が理解できなければ本当の力にはなりません。特に、将来にわたって重要な意味を持つ「論理的な考え方」についてはその点を強調し、よりいっそうの理解を求めます。
国語の授業
国語の授業でも同じことが言えます。漢字や言葉の意味を覚えるには、ある程度の反復が必要ですが、これは国語の勉強の一部に過ぎません。重要なことは、どんな文章が出されようと、どんな設問が与えられようとそれを自分自身の力で解く能力を養うことです。一言でいえば、論理的思考力の養成です。具体的には論文添削(小学生であっても論理的な文章が書けるように指導します)あるいはディベートなども交え、根本的に言語能力を高めて行きたいと考えております。いわゆる長文読解問題でも、単に答えが分かるか分からないかを問題にするのではなく、どのように考えてその答えに到達したかというプロセスを大事にします。
英語の授業
英語の授業についても国語と同じ理念が要請されますが、中学生の場合は、まず英語という言語の性格に慣れることが必要です。大学受験を見通した上で考えますと、今回改訂されたとはいえ、残念ながら学校の教科書だけの学習では十分とは言えません。そこで中学生の間に習得しておかなければならない事柄を、教科書も考慮に入れつつ最も効率のいい形で段階を追って体系的に学習していきます。但し、中3の1学期までには中学内容を終え、その後は受験に備えた学習を行います。